2016年04月29日(金)
「あさがおの会」第6回定期総会
4月29日(金)博多バスターミナルにおいて、「あさがおの会」(福岡県内で建設業に従事してアスベストの被害を受けた患者・家族の交流団体)第6回定期総会を開催。
訴訟団、支援団体など総勢39人の参加者のもと開かれました。来賓に藤丸敏議員、河野正美議員、真島省三議員が出席しあいさつを頂きました。また、福岡県選出の国会議員11人からもメッセージが寄せられました。
開会に先立ち、この一年の間に志半ばに亡くなった仲間に黙祷を捧げました。代表者等の挨拶後、参加者全員で、アスベスト訴訟の思いを交えながら自己紹介をしました。初めて参加された方より涙ながらに「元気な体を取り戻したい」「(主人が)まだまだ、やりたいことがあったと思う。4人の子がおり、子どもたちの成長を見守る中での死だった。」「主人の死を無駄にしてほしくない」との訴えがありました。また、「京都地裁判決を引き継いでいかなければならない」「わがこととして取り組んでいかなければならない」「私たちの運動が政治をうごかしている」と、この取り組みが大きな前進を勝ち取っていることなどの発言がありました。
次に経過報告、提案・新体制を確認。閉会後は、昼食を取りながらの交流会を行い、盛会のうちに終えました。
2016年05月01日(日)
アスベスト院内集会
請願署名 全国で130万筆超の署名 紹介議員200人超
福建労は5万7千筆超える署名
4月26日、全建総連は、アスベスト被害の根絶を求める請願署名採択に向けた院内集会を衆議院会館で開催しました。この集会には福建労から原告含めて4人が参加しました。
全建総連主催の院内集会は、1月27日にもおこなわれ、裁判に頼ることなく、早期に救済を求める建設アスベスト補償基金制度の創設を求める請願署名を、地元紹介国会議員を通じて国会に提出、立法の場で採択をえるためのものです。
4月26日の院内集会では全国から18県連193人が参加。熊建労(熊本県建築労働組合)からも木村委員長、釜口書記次長が参加し、震災支援のお礼、被害状況の報告がありました。
院内集会で挨拶された議員(本人)は、25人。代理40人が参加。九州・沖縄選出議員は、真島(共産)、藤丸(自民)、照屋(社民)各議員でした。
集まった署名総数は、1,315,050筆で、紹介議員は216人(いずれも26日現在)です。清水書記次長より行動提起あり、請願採択まで署名目標200万の追求と紹介議員過半数(あと150人)を追求しようと呼びかけがありました。
午前中は、請願署名の紹介議員国会議員訪問をおこない、一人でも多くの紹介議員を増やすため、議員控室をまわりました。衆議院議員7名にあたり、訪問後玉城デニー議員、緒方林太郎議員が新しく紹介議員になり、紹介議員は全国で218(衆議院議員141人、参議院議員77人)人(28日現在)になりました。
福建労が要請して承諾を得た九州沖縄選出のアスベスト国会請願の紹介議員は、
衆議院では、鬼木誠議員・藤丸敏議員・武田良太議員・河野正美議員・田村貴昭議員・真島省三議員・松野頼久議員・大串博志議員・赤嶺政賢議員・玉城デニー議員・緒方林太郎議員
参議院では、野田国義議員・大久保勉議員・仁比聡平議員・河野義博議員・大島九州男議員・江崎孝議員・糸数慶子議員です。
2016年04月23日(土)
やま・かわ・うみ・そらフェスティバルin佐賀
九州の公害被害者が一堂に集まって公害被害者総行動
4月23日、佐賀県教育会館で「やま・かわ・うみ・そらフェスティバルin佐賀」が行われました。
大牟田支部から原告の石原さん、石橋さん、原告候補の丸山さん、矢野県本部書記次長、弁護団の國嶋先生、本部書記3人が参加しました。
このフェスティバルは、全国の公害被害者が一堂に集まって開催される全国公害被害者総行動に呼応し、昨年初めて九州の公害総行動として福岡市エルガーラホールで開催されました。被害者がまとまって被害のない政治・佐賀県を目指す契機にしていきたいと、今年は佐賀県で開催されました。
「みやまスマートエネルギー株式会社」の磯部達代表取締役社長が、みやま市の再生可能エネルギーの取り組みについて、「再生エネルギーがまちを豊かにする」と題した記念講演をおこないました。
公害を現在の政治のもとで受けている被害、受ける可能性がある被害ととらえて、玄海原発や有明海の再生問題、TPP、佐賀空港へのオスプレイ配備問題など佐賀と深く関わりの深いテーマでパネルディスカッションをおこないました。
九州建設アスベスト訴訟の代表として、石原原告が「今後も皆さんと協力しながら頑張ります」と堂々と発言しました。
2016年02月10日(水)
関西建設アスベスト訴訟 京都判決 国の責任四度認める
建材製造企業の責任 初認定
1月29日、関西アスベスト訴訟京都判決が言い渡され、国と建材製造企業(メーカー)の責任を認める判決を言い渡しました。企業責任については、建設アスベスト訴訟において、初めて認める判決となり画期的な判決となりました。
2015年07月13日(月)
九州建設アスベスト訴訟 高裁第一回期日
一審の判決 乗り越えよう
7月13日、福岡市中央区の福岡高等裁判所で、九州建設アスベスト訴訟高裁第1回期日がおこなわれ、県内外から320人(福建労180人)が参加しました。
門前集会では原告の柴田さんが「地裁の判決では一人親方は線引きをされて、私達原告はうれしい気持ちはありません。この高裁で、みんなで団結して勝利を勝ち取りたいと思いますので、皆さんの協力をお願いします」と力強く挨拶されました。
また、山本弁護団長から「一人親方の国の責任を認めさせる、被告メーカー、企業の責任を認めさせる、高裁はそのための闘いの第一歩です。本当に見事な一審判決行動を我々は経験しています。控訴審で勝てないはずはない。そう考えています。今日は第一回の期日ですけど、しっかり盛り上げてがんばっていきましょう」と挨拶がありました。
門前集会終了後傍聴者以外の支援者は、中央市民センターで開催された「アスベスト訴訟学習会」に参加しました。講師は国嶋弁護士。冒頭に京建労が作成したDⅤDを上映した後、パワーポイントを使っての学習会をおこないました。地裁における判決で国の責任は認めたが、一人親方は除かれ、企業責任は認めなかった。一人親方は労働者性がないというが、一人親方だって立派な一労働者ではないかと訴え、裁判官との判断基準に対する解釈の相違を感じたと発言しました。
その後、控訴審スタート集会が、同じ会場でおこなわれました。
その集会では、首都圏建設アスベスト訴訟団、関西大阪訴訟団代表が連帯のあいさつをおこない、自治体決議や賛同議員を募る運動、署名をとるなど支援の輪を大きく広げようと参加者全員で、法廷外でもさらに頑張ることを確認しました。