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2016年12月19日(月)
九州建設アスベスト訴訟第5回期日後に続く人のために
企業絞ってその責任問う
12月19日、九州建設アスベスト訴訟の第5回期日が、福岡高等裁判所でおこなわれ、訴訟団、支援団体182人が参加しました。期日の前に福建労各支部は、アスベスト訴訟のことを地域で知ってもらおうと、宣伝行動をおこない期日に参加しました。
宣伝行動では、アスベスト被害について、アスベストが禁止されたことを知っており、「もう終わったことでは?」等の反応もあり、改めて宣伝行動の重要性を感じたとの感想が寄せられました。
1時15分からおこなわれた門前集会では、期日で意見陳述をおこなう予定の平元薫原告団長と南嶋秀子遺族原告が、決意表明をおこないました。
門前集会後、傍聴席に入りきれなかった支援者は、中央市民センター大ホールで、DVDを上映。「九州建設アスベスト訴訟へ」と「引き継いだ意志」を視聴しました。
参加者からは「あらためて亡くなった人たちの『アスベストで苦しんでいる後に続く人たちのために闘う』との想いを聞き、大きな運動にしていかないといけないと決意を新たにした」などの感想が寄せられました。
その後の期日報告集会では、山本弁護団団長が、原告は2人ともしっかり陳述され、新しい裁判長に十分伝わったのではないかとのべ、今回は被告企業を絞ったと報告しました。
陳述者の平元団長は、いのちの限り闘うと表明。南嶋さんは、法廷でも亡くなった夫の俳句を読んで訴えたとのべ、その句を披露しました。
国への陳述と企業への陳述のポイントをそれぞれの弁護士が説明しました。
今後の日程
九州建設アスベスト訴訟 第2陣提訴に向けた説明会 | 2017年1月27日 |
北海道建設アスベスト訴訟 地裁判決 | 2017年2月14日 |
九州建設アスベスト訴訟第6回高裁期日(次回期日) | 2017年2月27日 |
【支える会事務局】