2018年07月02日(月)
九州建設アスベスト訴訟第2陣地裁 第1回期日
7月2日九州アスベスト訴訟第2陣地裁期日がスタートしました。陳述したのは第2陣原告団長の丸山清子さんでした。夫の勝広さんを66歳で亡くし、その意志を継ぎ、また今後も続く被害者の救済のため法廷に立ちました。
今後の日程
九州建設アスベスト訴訟 第1陣 第12回期日 | 2018年10月22日 |
九州建設アスベスト訴訟 第2陣 第2回期日 | 2018年10月1日 |
2018年06月11日(月)
九州建設アスベスト訴訟 第11回期日ひらく
6月11日、九州建設アスベスト訴訟第11回期日が、福岡高等裁判所で開催されました。当日はあいにくの雨で門前集会は、中止となり、傍聴できなかった支援者は、中央市民センターでアスベスト学習会に参加しました。
学習会では國嶋弁護士より、裁判の3審制のしくみから説明、東京高裁の判決の意味合い、今後の裁判の展望、などのわかりやすい話がありました。裁判官は、人から批判されることに慣れていないので、皆さんの支援が圧力になっていると更なる支援行動を訴えました。
裁判が終わり、傍聴した仲間が会場に集まり、報告集会が始まりました。原告団を代表し、平元原告団長が次の裁判に向けての決意をのべられ、山本弁護団長が本日の裁判の説明がありました。 続いて、國嶋弁護士から全 国公害被害者総行動で省庁交渉をしたことなどの報告や、本日陳述した茨木原告、企業責任を陳述した中野弁護士、国の責任について田中弁護士がそれぞれ報告しました。長野闘争本部長より今後の日程などの説明があり、最後に支える会土井会長の団結ガンバローで集会は終了しました。
今後の日程
九州建設アスベスト訴訟 第2陣 第1回期日 | 2018年7月2日 |
九州建設アスベスト訴訟 第1陣 第12回期日 | 2018年10月22日 |
2018年04月29日(日)
「あさがおの会」第8回総会
行政と国会の連携でアスベスト根絶の取り組み強化を
4月29日、博多バスターミナルビルにおいて「あさがおの会第8回総会」がおこなわれ、47人が参加しました。
田村貴昭衆議院議員、仁比聡平参議院議員、野田国義参議院議員が駆けつけ激励のあいさつを受けたほか、来場できなかった多くの国会議員、共闘被害者団体などからメッセージが寄せられました。
あさがおの会茨木康夫会長は「3月14日の東京高裁での国に対して8度目の勝利、一人親方も労働者として認められた事は本当に良かった。7月2日の第2陣訴訟では、東京高裁判決の流れを九州の力とし、共に頑張って行きましょう」と力強く訴えました。
総会では、参加者全員から近況を含めた発言があり交流を深め、新年度の活動報告と新役員の体制を確認しました。
2016年12月19日(月)
九州建設アスベスト訴訟第5回期日後に続く人のために
企業絞ってその責任問う

すべての被害者救済へ原告団頑張ります
期日の前に福建労各支部は、アスベスト訴訟のことを地域で知ってもらおうと、宣伝行動をおこない期日に参加しました。
宣伝行動では、アスベスト被害について、アスベストが禁止されたことを知っており、「もう終わったことでは?」等の反応もあり、改めて宣伝行動の重要性を感じたとの感想が寄せられました。
1時15分からおこなわれた門前集会では、期日で意見陳述をおこなう予定の平元薫原告団長と南嶋秀子遺族原告が、決意表明をおこないました。
門前集会後、傍聴席に入りきれなかった支援者は、中央市民センター大ホールで、DVDを上映。「九州建設アスベスト訴訟へ」と「引き継いだ意志」を視聴しました。
参加者からは「あらためて亡くなった人たちの『アスベストで苦しんでいる後に続く人たちのために闘う』との想いを聞き、大きな運動にしていかないといけないと決意を新たにした」などの感想が寄せられました。
その後の期日報告集会では、山本弁護団団長が、原告は2人ともしっかり陳述され、新しい裁判長に十分伝わったのではないかとのべ、今回は被告企業を絞ったと報告しました。
陳述者の平元団長は、いのちの限り闘うと表明。南嶋さんは、法廷でも亡くなった夫の俳句を読んで訴えたとのべ、その句を披露しました。
国への陳述と企業への陳述のポイントをそれぞれの弁護士が説明しました。
今後の日程
九州建設アスベスト訴訟 第2陣提訴に向けた説明会 | 2017年1月27日 |
北海道建設アスベスト訴訟 地裁判決 | 2017年2月14日 |
九州建設アスベスト訴訟第6回高裁期日(次回期日) | 2017年2月27日 |
2016年11月24日(木)
「あさがおの会」学習交流会
同じ気持ち抱え 励まし合いながら活動
4月の総会から7か月。「あさがおの会」学習交流会を11月23日(祝)博多バスターミナルにて開催。
秋雨が続き足元の悪い中でしたが、総勢35人(福建労から会員12人含む29人、弁護士6人)の参加で、久々の再会を喜び合う姿もありました。
今年度就任した茨木あさがおの会会長からのあいさつでは「口下手だから…」と緊張しながらも、九州建設アスベスト訴訟でも一生懸命頑張りたいとの思いを参加者に向け訴えました。
建設アスベスト訴訟の全国情勢と今後の展望をテーマに首都圏訴訟統一本部作成のDVD上映と福留弁護士を講師に学習しました。
昼食交流会では、参加者みなさんでテーブルを囲み、近況など交流しました。
北九州支部の柴田さん(あさがおの会副会長)が「1月の関西判決は本当に嬉しかった。6月には全国公害被害者行動に参加した。国は被害者と向き合ってほしい」と、取り組みやその成果の中で切実な思いを強くしていることや、大牟田支部の石橋さんからは来年3月で7回忌を迎え節目となることなどを話しました。7月にご主人を亡くされたばかりの松田竜子さんもあいさつ。現在、労災申請中ですが、九州建設アスベスト訴訟の原告になって無念を晴らしたいと訴えました。また、この日にあさがおの会に入会しました。
他にも、弁護士の國嶋さんが「首都圏のDVDを見る時や勉強会を開く時は、ぜひ(講師として)声をかけて欲しい」。会員のいない支部からも書記が参加し、「被害掘り起しの課題に力を入れていく」と気持ちを新たにしました。
あさがおの会は、福建労を中心に「ひとりぼっちの被害者を出さない」「アスベスト疾患に悩む患者・家族・遺族の駆け込み寺」を理念にアスベストで大事な人の命を奪われた悔しさや辛さを共有し、時には同じ涙を流し、お互いを励まし合い、笑い合いながら活動しています。
今後、被害が見込まれる中、名実ともに「ひとりぼっちの被害者を出さない」ための交流組織になるよう尽力することが求められています。