2020年11月30日(月)
九州建設アスベスト訴訟第1陣の闘いは、最高裁に
2019年11月11日(水)に九州建設アスベスト訴訟福岡高裁判決では国に勝利し、企業責任・一人親方への賠償も認定させ、全面勝利しました。その直後国が判決を不服として上告。それにならって被告企業も上告し、現在最高裁判所にかけられています。
多くの署名を集めて裁判に臨みたいと思います。是非趣旨を理解いただき署名〈すべての建設アスベスト被害者を救済する判決を-最高裁宛-〉にご協力ください。
今年3月には、福岡地方裁判所に九州建設アスベスト訴訟2陣訴訟が提訴されました。新型コロナウイルス感染拡大で裁判も延期などありましたが、下記日程で第2陣第9回期日が開催されます。
九州建設アスベスト訴訟 2陣第9回期日
福岡地方裁判所 2021年1月28日(木)14時〜
2020年10月13日(火)
建設アスベスト被害の全面解決を
10・8日比谷野音1000人集会ひらく
10月8日、建設アスベスト最高裁勝利と被害者救済基金制度をもとめる全国集会が、東京日比谷公園野外音楽堂で開催され800人以上が参加しました。福建労からも原告4人を含む10人で参加しました。
集会では全政党の代表が参加し、国の責任は明らかで全面解決にむけともに頑張ることや、基金制度は必要で設立にむけ取り組むことが述べられました。集会後には駅前で宣伝行動も行いました。
9日には、福岡県出身で、まだ(建設アスベスト被害の早期解決することに)賛同署名していない国会議員を訪問しました。議員は不在でしたが、秘書に主旨を説明しました。原告からも「全面解決にむけ力を貸してほしい」とお願いしました。
2020年09月30日(水)
九州建設アスベスト訴訟 2陣第8回期日
9月24日(木)、九州建設アスベスト訴訟 2陣第8回目の裁判が福岡地裁でおこなわれました。
この日は、福建労の遺族原告である梅野さんが、御主人の闘病生活を振り返る意見陳述をおこないました。建築大工の仕事一筋で、まだまだ働きたかったという思いが強かった本人の悔しさ、闘病生活を支える家族の苦しみについて訴えられ、傍聴者の胸を打ちました。
新型コロナウィルス感染対策のため、規模を縮小しての取り組みでしたが、原告、弁護団、組合員合わせて73人が集まりました。次回第9回目は年明け、2021年1月28日(木)14時開廷(門前集会13時30分)を予定しています。
2020年09月30日(水)
建設アスベスト東京2陣東京地裁判決
企業5社に賠償命じる
9月4日に、建設アスベスト東京2陣東京地裁判決が言い渡されました。
この判決でも神奈川2陣訴訟高裁判決に続いて国に勝訴(14連勝)、一人親方等にも国の責任が及ぶとの判断でした。
これまで東京地裁ルートの1陣地裁・1陣高裁判決は、企業への賠償責任を認めていませんでしたが、今回東京地裁ルートの判決で初めて賠償を命じました。建材メーカーに対する賠償責任を認めた判決は8件目となりました。
解体工事従事者への賠償責任は認めず
神奈川2陣東京高裁判決では、解体工事従事者に対しても、国・メーカーとも警告表示義務違反を認めて賠償を命じましたが、この判決では、これを認めず、この点、声明では、「被告メーカーらの負う高度な安全性確保義務についての理解が不十分であったと言わざるを得ず、その点は是正されなければならない」としています。
2020年08月28日(金)
建設アスベスト訴訟神奈川第2陣東京高裁判決 全面勝訴
建設アスベスト訴訟 神奈川第2陣 東京高裁判決が8月28日東京高等裁判所で言い渡されました。(6例目の高裁判決)
判決内容は、国に13連勝、一人親方への賠償責任も認定、企業3社(A&Aマテリアル・ニチアス・ノザワ)の責任も断罪され原告は全員が勝訴しました。
1審の横浜地裁で言い渡された賠償額は3億580万円でしたが、高裁は9億5千万円として3倍に。この判決によって、国の一人親方・事業主への賠償責任を認めた高裁判決は5例目、石綿建材の製造企業に賠償命じた判決も5例目となりました。
【支える会事務局】