2014年06月06日(金)
第39回公害被害者総行動デーに参加しました
公害の根絶、被害者の救済を求め結集
6月4日・5日、「なくそう公害 まもろう地球環境」をテーマに、東京霞ヶ関の官庁街の真ん中にある日比谷公園に延べ2000名を超える公害被害者、支援者、弁護士らが集まりました。九州建設アスベスト訴訟団からも原告の石原さん、石橋さん、福建労の矢野書記次長、弁護団の國嶋が参加しました。
2014年06月06日(金)
アスベスト被害根絶へ「自治体要請」を実施
添田町が粕屋町に続き採択!県内2例目!

大牟田市議会議長へ要請

筑後市議会議長へ要請
5月21日から6月上旬にかけ、福建労と九州建設アスベスト訴訟の原告団・弁護団を中心に「アスベスト被害者救済と早期解決を国に求める意見書」の採択自治体を広げる要請行動を取り組みました。今回、18自治体の議長・副議長・議員の方々へ要請し、『被害者の想い』、『労災認定基準や救済法の課題』、『一般住民も含めた被害者拡大の恐れ』などを伝えました。
2014年05月20日(火)
「全国一斉アスベスト電話相談」を実施
「不安…」 相談6件寄せられる

相談を受ける福建労職員
首都圏の建設アスベスト訴訟第2陣提訴(東京地裁と神奈川地裁合わせ原告167人)が、5月15日におこなわれたことを受け、5月18日に「全国一斉アスベスト電話相談会」を九州3県(福岡・佐賀・熊本)でもおこないました。福岡県内では、福岡市の「福建労会館」、北九州市の「九州社会医学研究所」、大牟田市の「建交労大牟田支部事務所」、佐賀・熊本では各1会場の計5会場で相談受付体制を組みました。
事前の報道機関の告知が少なく、九州での相談は6件にとどまりましたが、それぞれ、呼吸器専門の医療機関の紹介や面談による相談予約などの対応をおこないました。
「九州建設アスベスト訴訟を支える会」では、アスベスト被害の相談を常時受け付けています。肺がんやその他の呼吸器の症状がある皆さん、この症状「アスベストでは?」と疑ってください。気軽に事務所に相談ください。また、被害が疑われる方が、周りにおられましたらお知らせください。
2014年05月16日(金)
アスベスト根絶へ「賛同国会議員」270人に!
九州選出の国会議員90人を訪問
九州建設アスベスト訴訟団は、5月15日、九州選出の国会議員90人の訪問要請行動をおこないました。原告3人、弁護団4人、支える会団体から6人の計13人の九州訴訟団に加え、首都圏(千葉土建)の仲間約30人も行動支援に駆けつけてくれ、九州訴訟団を先頭に10班に分かれて一斉に取り組みました。

野田国義参議員(左)と髙橋原告

野間健衆議員(左)と山本弁護団長
この行動で、新たに野田国義参議院議員と野間健衆議院議員のお二人が賛同署名に応じてくれました。
2014年05月16日(金)
横浜地裁第2陣提訴!
広がるアスベスト被害

建設アスベスト訴訟は全国で取り組まれていますが、5月15日、横浜地裁に第2陣の提訴がおこなわれ、新たに52名の方がこの裁判に参加されました。
九州原告団・弁護団も提訴前決起集会と提訴行動に参加してきました。
2陣訴訟での目標として弁護団が集会でお話をされていたのは
- 建築基準法に基づくアスベスト建材の指定・認定の違法を裁判所に認めさせること。
- アスベスト建材製造企業になんとしても勝つこと。
でした。
いずれも非常に重要なポイントで、ぜひ九州訴訟団も引き続き横浜訴訟団を応援していきたいと思います。
また、原告団から話をされた2人の方の話も非常に印象的でした。
お一人は女性の被災者本人原告です。
この方は、ハウスクリーニングをしておられ、肺ガンに罹患されています。建築後、引渡しの直前に行うハウスクリーニングの仕事で石綿粉じんに曝露したそうです。
建物は完成していますから、その屋内の掃除で発生する粉じんの濃度でも発症するというのは重要な事実です。
話しながら徐々に呼吸が辛そうになっていき、手が震えていました。
もうお一方は遺族の方でしたが、家族で大工をされていて、お父さんと次男の方が亡くなったそうです。
次男の方は40歳で亡くなったとのことで、お母さんは、涙ながらにその辛さと、同じく大工の長男の方が発症しないかを恐怖に感じていることを話してくださいました。
家族丸ごとの被害に改めて石綿被害の深刻さを見せつけられました。
集会会場は立ち見の参加者でいっぱいで、会場からもあふれて第2、第3会場でテレビ中継するような状況でした。
今後も各地の訴訟がみんなしてアスベスト被害を訴え、被害の根絶と完全救済の実現に向け、一致団結して取り組んでいく決意を新たにしました。