九州建設アスベスト訴訟を支える会

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    九州建設アスベスト1陣訴訟 企業責任について最高裁が判断

    企業の賠償確定

    2月10日、最高裁判所第二小法廷(菅野博之裁判長)は、九州建設アスベスト1陣訴訟について、当事者双方(一審被告企業4社(エーアンドエーマテリアル、ニチアス、ノザワ、ケイミュー)と一審原告らが申し立てた上告受理申立を不受理、前記企業4社の上告を棄却とする決定を行いました。
    これにより、被告企業4社に対する一審原告らの勝訴が確定しました。

    訴訟団の声明

    原告の声

    ◆平元薫  1陣原告団長

    10年よく頑張ったと思う。
    最高裁の判断が出て一応、みんなで喜びたかったが、急なことで 来られない方も多かった。これを聞いて安堵もある。
    体調が悪くて 2年くらい前までは年に1回くらい入院していた。こんなに生きられないと思っていたが今日のことが聞けて良かった。

    ◆中村吉子 遺族原告

    主人は病気ひとつしない人だったが、アスベストには負けました。初孫を抱いて1ヶ月あまりで亡くなった。
    企業に勝って嬉しいものの謝ってくれないのが悲しい。

    ◆柴田清子 遺族原告

    10年前は右も左も判らなかった。亡くなった方も沢山いる。今日12時半頃(企業責任確定を)聞いてよく受け止められなかったが、思い浮かべると良かった。
    東京、大阪に企業要請に行ったが門前払いだったことを改めて思い出す。企業側は、自分たちの仕事のことがわからない若い社員ばかりで、いつもこちら側とかみ合わないやり取りで終わってきた。
    国との和解では、最高裁の裁判官から「長い間ご苦労さまでした」と言われた時は嬉しかった。今日、原告は3人しか来ていないがみんな集まってバンザイしたい。

    ◆九州建設アスベスト訴訟1陣弁護団  山本 一行 弁護団長

    対国、対企業とも屋外工の責任は認められなかったが外装材メーカーのケイミューの賠償責任が確定したのは大きな前進。

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