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2021年06月02日(水)
九州建設アスベスト訴訟 2陣第10回期日
最高裁判決後の喜びいっぱいの期日
最高裁勝利を受けて九州アスベスト訴訟2陣10回期日が5月20日、福岡高裁でおこなわれ、原告・弁護団・支援者107人が参加しました。当日予定していた期日前の街頭宣伝は、大雨のため中止、門前集会も弁護士会館大ホールで行いました。
集会では山本弁護団長から本日行われる期日の説明があり、その後15人の原告団を送り出しました。コロナ感染対策で傍聴がなかったため集まった支援者に福留弁護士が講師で「5月17日の最高裁判決について」の学習会がありました。学習会では、矢野誠全国連絡会事務局から九州訴訟の原告団と弁護団・支援者が闘いの中心となったこの10年の闘いが語られ、菅首相の謝罪の報告を聞いて「闘い半ばで亡くなっていった仲間の顔が浮かんできて涙せずにはおられなかった」と闘いを振り返りました。
勝利判決 みんなで喜び合う
2陣10回期日の報告会では、開会あいさつをした福建労江口委員長は参加者を労ったのち「最高裁前で判決を待っていたが、勝利の『旗だし』を見た時は本当に嬉しかった。ただ屋外工が賠償から外れたのは残念だった。しかし全体としては前進。2陣も同じ流れになる」と期待をのべました。
裁判所も基金創設に協力を
山本弁護団長は「本日陳述の熊建労の宮﨑さんの陳述は、思いのこもったもので意味のあるものだった。自身の陳述は最高裁判決を受けて基金制度をつくるために裁判所にも協力してもらいたいという主張をおこなった」と解説しました。本日陳述をおこなった宮﨑さんは「病気を発症して3週間で亡くなった夫(誠二さん)の無念を知ってもらいたくて陳述した」とその悔しい思いを語りました。
今後の期日予定日 : 9月27日、1月13日
【支える会事務局】