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2021年05月13日(木)
提訴10年 すべての被害者の救済を
建設アスベスト九州訴訟決起集会
最高裁判決は5月17日(神奈川・東京・京都・大阪の4訴訟)
4月25日、「サンレイク粕屋」で、九州訴訟決起集会を開催しました。九州訴訟は2011年10月5日に提訴以来、今年で10年、5月17日に最高裁判決日が指定されたなかで156人が参加して全面解決に向けた決意を固めあいました。
石本闘争本部長が開会あいさつした後、来賓として全建総連田久部長が、全国の訴訟の状況を紹介し、解決のため全力をあげると決意表明しました。九州社会科学研究所の田村医師が、「建設従者の被害と掘り起こし」について発言。集会には、国会議員(代理含む)が参加され、問題解決のため党派を超えて奮闘する決意が語られました。
全国連絡会の清水事務局長は、「補償基金創設の到達点と課題」について報告、九州訴訟の山本一行弁護団長と矢野誠全国連事務局より、これまでの法廷内外での闘いが語られました。
江口委員長からは、長年に渡り私たちの代表として先頭にたってきた原告の皆さんを労う発言があり、原告団長に花束が贈られました。最後は、「九州建設アスベスト訴訟を支える会」土井会長の団結ガンバローで閉会しました。
政治解決に全力 駆け付けた議員の方々の発言骨子
■鬼木誠衆議院議員
今回、自民党内でのアスベスト解決に向けたプロジェクトチームのメンバーに任命された。皆さんの誠実さに共感している。立場を越えて解決に向けて力を尽くしたい。
■古賀之士参議院議員
皆さんの努力で解決の道筋が見えてきた。立法府の立場で救済の法律作る。
■田村貴昭衆議院議員
最高裁決定後正式な謝罪がなかったので、謝罪の言葉を議事録に刻ませた。
基金制度については、未提訴の方も含めて早期解決に向けて最大限努力すると答弁を引き出した。被害者の全面救済に向けて共に頑張る。
■大島九州男元議員
水俣病もアスベスト問題も根は同じ。人の命よりも経済発展の方が大事という立場がまちがい。庶民の手に政治を取り戻す。
この他にも、江田康幸衆議院議員の秘書が議員のメッセージを代読しました。
【支える会事務局】