九州建設アスベスト訴訟を支える会

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    横浜地裁第2陣提訴!

    広がるアスベスト被害

    建設アスベスト訴訟は全国で取り組まれていますが、5月15日、横浜地裁に第2陣の提訴がおこなわれ、新たに52名の方がこの裁判に参加されました。

    九州原告団・弁護団も提訴前決起集会と提訴行動に参加してきました。

    2陣訴訟での目標として弁護団が集会でお話をされていたのは

    • 建築基準法に基づくアスベスト建材の指定・認定の違法を裁判所に認めさせること。
    • アスベスト建材製造企業になんとしても勝つこと。

    でした。
    いずれも非常に重要なポイントで、ぜひ九州訴訟団も引き続き横浜訴訟団を応援していきたいと思います。

    また、原告団から話をされた2人の方の話も非常に印象的でした。
    お一人は女性の被災者本人原告です。
    この方は、ハウスクリーニングをしておられ、肺ガンに罹患されています。建築後、引渡しの直前に行うハウスクリーニングの仕事で石綿粉じんに曝露したそうです。
    建物は完成していますから、その屋内の掃除で発生する粉じんの濃度でも発症するというのは重要な事実です。
    話しながら徐々に呼吸が辛そうになっていき、手が震えていました。

    もうお一方は遺族の方でしたが、家族で大工をされていて、お父さんと次男の方が亡くなったそうです。
    次男の方は40歳で亡くなったとのことで、お母さんは、涙ながらにその辛さと、同じく大工の長男の方が発症しないかを恐怖に感じていることを話してくださいました。
    家族丸ごとの被害に改めて石綿被害の深刻さを見せつけられました。

    集会会場は立ち見の参加者でいっぱいで、会場からもあふれて第2、第3会場でテレビ中継するような状況でした。

    今後も各地の訴訟がみんなしてアスベスト被害を訴え、被害の根絶と完全救済の実現に向け、一致団結して取り組んでいく決意を新たにしました。

    • 【支える会事務局】

      福岡県建設労働組合 県本部

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