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2014年05月02日(金)
「あさがおの会」第4回定期総会
涙と笑い溢れた総会に
「福岡建設じん肺・アスベスト被害者と家族の会」(=通称『あさがおの会』)の第4回定期総会を、4月29日に「博多グリーンホテルアネックス」会議室で開催しました。当日は、会員をはじめとする被害者・家族、訴訟弁護団、専門医(社会医学研究所)、書記・本部役員など42人が参加。また、野田国義参議院議員の秘書も駆けつけたほか、福岡県選出の国会議員10人からもメッセージが寄せられました。
総会の冒頭、「あさがおの会発足」の新聞記事を見て会員となられ、原告としても奮闘されてきた故・栗木貞仁さんをはじめ、これまで志半ばで亡くなられた仲間へ黙とうを捧げました。
その後、会の顧問である田村医師、山本弁護団長から、医学・法学それぞれの立場で「アスベスト被害の根絶や、訴訟の勝利に向けて、『あさがおの会』のいっそうの発展」に向けてあいさつがされました。
午後からは、参加者全員から自らの体験をふまえた自己紹介をおこないました。会員の皆さんからは、「この会の発足の時は参加できていたのに…」、「主人が亡くなり、真っ暗の時にこの会に入り救われた」、「この会のおかげで今こうして主人の無念を晴らそうとがんばっていられる」などの発言が出され、参加者の多くが涙しつつも、発足から4年目を迎えたこの『あさがおの会』の意義と役割が広がっていることを感じられました。
新年度の役員体制では、これまで会長と訴訟の原告団長も務められてきた平元さんから「原告団長とあさがの会会長には、それぞれの役割があるから次の世代に」との意向を受け、今年度から会長に柴田さん(北九州支部)、副会長を2人から3人体制とし、再任の石原さん(大牟田支部)、河野さん(直鞍支部)に加え、新たに茨木さん(直鞍支部)が確認されました。
総会の最後には、福留弁護士より、泉南も含めた全国のアスベスト訴訟についての状況報告がされ、参加者全員でアスベスト被害のさらなる掘起しや訴訟勝利に向けて決意を固め合いました。
13時からは、会場を「円坐」に移動して、懇親会を開催。総会とは打って変わって笑いの絶えない懇親会となり、アスベスト被害の根絶へ向けて、より団結の深まる総会となりました。
【支える会事務局】