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2021年07月05日(月)
全国建設アスベスト訴訟総決起集会
建設アスベスト被害救済に歴史的な成果
6月16日、最高裁判決と建設アスベスト被害賠償給付金法を力にと、建設アスベスト訴訟の全面解決をめざす全国総決起集会が、日比谷野外音楽堂で開催され、全国から800人が集結し、九州建設アスベスト訴訟団からは18人が参加しました。
集会には、各政党から代表が参加し、それぞれから13年間の闘いを労う挨拶をされました。給付金制度についての法案を与党プロジェクトチームとして取りまとめた野田毅議員(自民党)が、「これで終わりではない。全面救済に向けてしっかりと取り組む」と述べました。
全国連絡会の清水謙一事務局長は「最高裁判決が言い渡された原告は約500人、後続する裁判の原告は約700人と、あわせて約1200人もの命をかけた闘いが、約3万人を超える未提訴被害者への救済の道を開いた。訴訟を支える建設労組の力は大きい」と訴えました。
集会では、九州建設アスベスト訴訟団を代表して茨木原告が「私たちの仲間の命を削りながら、多くの利益を上げ続けてきた建材企業に、きちんと責任を果たさせるため、今後も、あきらめず闘い続けていく」と決意を述べました。最後に屋外工の被害者救済や建材企業の謝罪と補償基金への拠出を行わせることを含めた集会決議を参加者で確認し合いました。
【支える会事務局】