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2025年03月31日(月)
建設アスベスト九州3陣訴訟第9回期日
これ以上亡くなる人出す前に早期に解決を
3月18日、建設アスベスト九州3陣訴訟の9回目の弁論が福岡地裁で開廷。訴訟団・支援団体112人(福建労80人)が参加しました。
裁判所の判断は定着、和解案受け入れを迫る
田中弁護団事務局長は、東京と大阪の裁判で3つの和解案が立て続けに示されたことを受けて「これに沿った解決水準を建材メーカーが受け入れるのかどうかという局面に入っています」と建材企業に和解受諾を迫りました。
<小齋原告の陳述>
原告からは、小齋武司さん(電工)の妻、小齋奈穂子さんが陳述。
奈穂子さんは、二人の出会いから、肺がん発症から死を迎えるまでの思いを述べました。 身体の痛みを抑えるために最大量の麻薬を摂取して病気と闘った武志さん。何度か自殺未遂をしたことも涙ながらに語り、「建材メーカーの方々には、本当は夫を返してくださいと言いたいのですが、それができなくてもこれ以上、亡くなる方が出る前に早期に解決する様に求めたいです」と締めくくりました。

【支える会事務局】