九州建設アスベスト訴訟を支える会

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    建設アスベスト九州2陣21回期日

    企業側の理不尽な質問に怒り

    5月25日、福岡地裁で建設アスベスト九州2陣訴訟第21回期日行動が取り組まれました。この日も福建労の94人をはじめ熊本、長崎からの支援者を含めて136人が駆け付け、裁判所の傍聴席をうめました。
    法廷では、夫や家族を亡くした4人の遺族原告が、被害の深刻さを証言しました。
    その後、被告である建材企業による原告への尋問が行われましたが、企業の弁護士は「病気は本当にアスベストだったのか?」「いつからタバコを吸っていたのか?」といった質問を連発。自らの責任を逃れるために、アスベスト被害そのものを無かった事にしようとする態度に、原告はもとより、傍聴している仲間も大変な怒りを覚えました。

    「企業は責任を認め謝罪と補償を」と意思統一

    全国初 ノザワと和解成立

    2021年5月17日、建設アスベスト訴訟初の最高裁判決で国や建材メーカーの賠償責任が確定しましたが、訴訟の一部については、「東京高裁に差さしもど戻す」判断が示されていました。
    「神奈川1陣訴訟」も東京高裁に差し戻されて審理が続き、昨年2022年11月22日に「結審」となりましたが、裁判長から「和解」が勧告されていました。これを受けて建材企業のうち「ノザワ」のみが和解協議に参加し、左官職種4人の原告と和解が成立しました。大阪2陣訴訟で「日本インシュレーション」(旧、大阪パッキング)が「自社の専属下請だったこと」を理由に原告と和解をしていましたが、こうした限定なく原告との和解が成立したのは初となり、全面解決に向けた展望を開く大きな前進となりました。

    ノザワとの和解成立
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